臨界期

例えば、家族で海外に転勤したら、子どもは1~2年でネイティブのようにその国の言葉が
話せるようになったのに、お父さん・お母さんは子ども程は話せるようにはならなかった」
ということをよく聞きます。

しかし、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

実はそれには「臨界期」というものがよく言われています。
臨界期とは、「外国語が自然に身につく期間」のようなもので、全く話せなくてもいつの間にか
自然に外国語が身につくギリギリの年代は中学生の前後ぐらいのようなのです。

だから家族で同じ期間、海外で過ごしていても「臨界期前の子ども」と「臨界期後の大人」では
身につく外国語に違いが出たのかもしれません。

とすると、臨界期後の人は自然な英語を身につけるのは無理なのでしょうか。

確かに、「臨界期」の考え方からすると、「子どもと同じアプローチ」では自然な英語の習得は
難しいのかもしれません。

しかし、それでは希望がなくなってしまいます。「臨界期後の人」は「子どもと同じアプローチ」
ではなく、「臨界期後の人が身につきやすいアプローチをすればいい」と考えるのです。

臨界期を過ぎ、大人になればなるほど「理屈抜き」ではなく、単語にしても文法にしても
「どうしてそうなるんだろう?」と「理由・理屈」を疑問に思い、
「その理由・理屈がわからないと理解できない」ということになりがちです。

であれば、「理由・理屈がしっかりとわかるようになればいい」その方が自然です。

このように考えると、臨界期を過ぎた人にとっては子どものように英語のシャワーを浴びて
自然に覚えるアプローチの方がかえって「自然ではない」のかもしれません。

特に臨界期を随分前に過ぎた大人にとっては理由・理屈がわからないまま、ただ音声ファイルを
聴いたりリピート練習をしても、効果的に身につかないだけでなく
途中で挫折してしまうかもれしれません。

ですから、臨界期を過ぎた人、特に大人にとっては発音・文法・スピーキング・単語にある
「法則」をしっかり理解し自分のものにする方が「自然なアプローチ」であり効果的です。

タイトルとURLをコピーしました