英会話力習得のための最優先 ①:発音
FSDのレッスンでは、英語力習得の目標・目的に関わらず、中2前半ぐらいまでの最低限の文法力があれば、まずは
(ただし「中2前半ぐらいまでの文法が難しい」という方には、まずは初級文法を強化してから「発音」に移行します)

その理由は以下になります。
スムーズな会話への第一歩はまず英語特有の「リズム・音の傾向」の認識
「英会話力の向上・習得にはさらに単語・文法が必要」と思われがちですが、いくら単語・文法を知っていたとしても
発音が相手にとって聴きにくければ自然な会話は難しくなります。
英語には特有の「リズム・音の傾向」があります。
英語のリズム・音の傾向に沿って発音ができれば相手にとっても聴きやすい英語になりますが、
「カタカナ発音」だと「リズム・傾向が日本語のまま」なので相手に通じにくくなります。
さらに、この「リズム・音の傾向」が違ったままでは、
ネイティブが話す英語も思うように聴き取れなくなります。
会話は「話す・聴く」ができて初めて成立します。
ですから、単語・文法よりもまずは流暢な発音ができた方が会話はスムーズになります。
英会話には「単語・文法」よりもまずは「発音」
それでも、「単語・文法がわからなければ何も話せない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、「最低限の単語・文法」は必要です。
しかし、私たちは実は
日常会話でもビジネスでもそこまで難しい単語・文法を使って会話をしているわけではありません。
さらに、英語は日本語に比べ、結論から先・シンプル・簡単・短く話します。
ですから、中学2年生前半ぐらいまでの文法と単語があれば大体の会話は成り立ちます。
また、そこに専門用語が加わるだけでビジネス英会話やアカデミックな会話、深い内容の会話も十分可能になります。
このように、
「単語・文法が多くてもカタカナ発音」より「単語・文法は少なくてもネイティブのような発音」
で話せた方が英会話には圧倒的に有利になります。
「日本の英語」では「単語や文法」ばかりが重視される傾向にあるので、いくら英語力が上がっても「発音そのまま」ということが非常に多く、日本人にとって「発音」は英会話力ができない「盲点」の一つです。
ということで、FSDではまず「発音」を徹底的に強化していきます。
発音がよくなることにより得られるメリット
「発音」を最優先するのには実はもう一つ理由があります。
発音はすべての英語の土台になります。
発音がよくなることによって、それ以外のものも同時によくなります。
考えず瞬時にネイティブのような発音でスピーキングができる
スピーキング時の発音がよくなることにより、スムーズに言葉が出てきやすくなるので、結果、瞬時に考えずネイティブのような発音で英語が話せるようになります。
リスニング力が飛躍的に上がる
「発音の法則」を習得することで、同じ法則の発音を聴いたときに脳が音を正確にキャッチできるようになるので、今まで聴き取れなかった音も聴けるようになります。
深い話が可能になる
会話には同調の効果があります。自分が話す言葉が流暢であれば、相手も同じような領域まで話せるようになり、結果、より深い話をすることが可能になります。
リーディング(長文読解)
発音が向上することにより「黙読の発音」も変わるので「一字一句読み」をすることもなくなり、その結果、読んだ瞬間に自然に内容が入ってくるようになります。(詳細 →)

このように、土台である発音を最初に強化することで、発音以外のすべても一気に向上させることが可能になります。