英会話力習得のための最優先 ②:文構造
英語が話せるようになるためには「スピーキングの軸」の認識
スピーキングの軸 = 文構造
発音がよくなると複数の文でも一気にサラっと英語が出てくるようになります。
また、複数の文が自然出てくるようになると、同時に「どんな話題でも使えるスピーキングの軸」が確立され、
シンプルで短いスピーキングができるようになります。
この「スピーキングの軸」を強化するものこそ「文構造の理解」です。
日本人が英語を話すとき「何をどのように話していいのかわからない」と感じるのは「スピーキングの軸」が確立されていないからです。
ですから、スピーキングの軸を確立するためにはこの「文構造の強化」が不可欠です。
ところで「文構造の理解」というと「文法で勉強したから必要ない」と思う方もいるかもしれません。しかし、
- 訳して考える
- 時間をかけて構文分析をする
- 発音は日本人英語
という状態では
実際の会話では使えません
大切なのは
- 訳さない
- 時間をかけず瞬時・無意識
- ネイティブのような発音
という3つが揃った状態が必要です。
ですから、勉強・試験ベースの日本の英語で「文構造の理解」は問題がなかったとしても、実際の会話には「スピーキングの軸」の確立。また、そのためには「3つ揃った文構造」の状態が不可欠になります。
「単語」より優先すべき「発音 → 文構造」
英会話というとまずは「単語を増やす」ということが浮かぶかもしれませんが、文構造を強化する段階では、まだ必要最低限以外の単語はご紹介しません
文構造は単語を入れていく箱のようなもの
です。
その箱が作られる途中の段階で単語を入れてしまうと、箱がしっかり出来上がらなかったり、出来上がるまでに時間がかかったりしてしまいます。
まずはしっかりした箱を作る。
この方が英会話の習得の近道になります。
ただ、お仕事・学業などでどうしても早急に一定の単語が必要な場合は、状況に応じご紹介することもありますが、基本的にはこの段階では文構造を集中的に強化していきます。

スピーキング以外にも役に立つ「文構造」
「文構造」がしっかり認識できるようになるとスピーキング力が向上するだけでなく、以下のものにも相乗効果があります。
リスニング
聴こうとしなくても自然に英語が耳に入ってくるようになり、
聴いた時点で内容が頭の中に浮かんでくるようになります。

リーディング(長文読解)
「返り読み・一字一句読み」をすることがなくなり、ブロックごとに内容が浮かんでくるようになります。
(詳細 →)

「文構造」は「発音」に並び、英会話・英語のすべての土台になります。
また、この土台を最初にしっかりと固めるだけで今までの英語力は見違えるようなレベルになります。
さらには、発音・文構造を最優先に強化することにより、その後の英会話・英語力も短期間で飛躍的に向上していきます。