内容が一気に飛び込んでくるリーディング
リーディングというと、よくこのような問題があります。
● 一字一句訳しながら、わからない単語は調べ、文を行ったり来たりしながら文法を確認し、読み終わった頃には内容を何も覚えていない
● 単純に速度を速く読もうとすると、目で文字を高速で追うだけの作業になってしまい、内容がまったく入ってこない
● 速く読んで内容も取れるように「飛ばし読み」をすると、内容の理解がすごく薄くなったり大事なポイントを逃してしまう。
しかし、
ビジネスではできるだけ短い時間で必要なポイントを取り次の展開に進まなければなりません。
試験では制限時間内に確実に結果を出さなければなりません。
リーディングには
● 速さ
● 的確な内容の理解
の両方が必要です。
速く的確に内容が理解できるリーディング
ではその「速さ」「的確な内容に理解」の両方を兼ね備えるためにどうすればいいのかというと、それは
発音の向上
です。それはなぜかというと、
黙読の速さ
が変わるからです。
- 発音が変わると「一字一句読み」ではなく「いくつかの単語」や「一文」が一気にブロックのように目に飛び込んでくるようになります。
- しかもリーディングの前段階で積み上げる「出てきた順に理解できる文法」「訳さず瞬時に理解できる単語」により、目に飛び込んできたものが「イメージ・画像」として出てきた順に頭の中にどんどん浮かんでくるようになります。
- このようにして読んでいくと、最後まで読み終えた頃には「大きな話の流れ」はもちろん「細部」までも鮮明に頭の中に残ります。
例えばFSDでは多くの方が「今まで12~18分ぐらいかかってもほとんど内容がわからなかった長文」が、
大体3〜5分前後で大きな流れも細かい内容も鮮明に浮かぶように変わっています。
一方、「一字一句、文字を訳していく読み方」では、思うように内容が理解できないと「単語力や文法力、リーディングの量が足りないからだ」と感じ、さらに「量」を詰め込む勉強になってしまいがちです。
しかし、
改善すべきは「量」よりも「読み方」です。
読もうとするから読めない
つまり
集中力を維持し必死に文字を読むのではなく
まとまった量がイメージ・画像でどんどん浮かんでくるような読み方ができれば
読もうとしなくてもどんどん内容が入ってきて、気づいた時には読み終わっています
「発音」の土台を最初に構築し「文法・単語」を必要な段階で本質から理解していけば
リーディング力も根本から変わります。
また、「読み方」が変わることによりビジネスにも試験にも絶大なる効果をもたらします。
このように、リーディングは
発音・文法・単語などを段階的に本質から理解し
「一字一句読み・文字訳」から「イメージ・画像を浮かべる読み方」に変えることにより
「読み方」が根本から変わり
ビジネスでも試験でも実際に使えるようになっていきます