英会話力習得のための最優先 ③:スピーキング
スピーキングの法則
発音・文構造の基盤が固まったら、いよいよスピーキングの強化です。
スピーキングの強化というと一般的に
- ただひたすら話す
- 場面別会話例の文を暗記・練習する
などの方法がありますが、
ただひたすら話しても「方法」がわからなければ「単語をただ羅列するだけ」になりかねません。
また、会話例を暗記・練習しても、相手はそれに合わせて話してくれるとは限りません。
大切なのは、
どんな場面でも即興・自分の言葉で話せるアドリブ英語力
です。
このアドリブ英語力を論理的、具体的にな方法により身につけていくのがFSDのスピーキングの法則です。
また、FSDではスピーキングを難易度別に以下のような段階に分けて習得していきます。
スピーキングの段階
- 簡単な事実報告
- 詳しい内容の報告
- 内面・心情の伝達
- 交渉・説得・先導
- 抽象概念のスピーキング
- プレゼンテーション・スピーチ
- 電話のスピーキング
まず、各段階に共通するスピーキングの法則を習得します。
その上で、各段階で必要なポイントを理解し、計画的にスピーキング力を強化していきます。
ちなみに、一般的には「プレゼンテーション・スピーチ」がスピーキングの最難関の位置づけになることが多いですが、
FSDでは「電話の会話」が最難関の位置づけになります。
実は、プレゼンテーション・スピーチは事前に準備・練習ができたり、即興でも定形の挨拶や自分の専門分野について話したりすことがほとんどなので、高度ではありますが方法さえつかめれば十分可能です。
しかし、電話は「相手の表情・ジェスチャー」などの視覚情報がない分、相手の英語を理解するのに集中力が奪われるので、「リスニングをしながらのスピーキング」は他の段階のものと比べ難易度が高いというよりも少し別次元のものという印象です。
電話は現在は使う機会もだんだん減ってきてはいますが、もちろんまだ現在の生活では必要なツールの一つであり、自然に会話ができた方が英語が使える幅は広がります。

是非、この各段階のスピーキングの法則・方法を理解し、どのような場面でも自然に話せるアドリブ英語力を習得してください。